講演会レポート

昨日、藤沢市総合図書館で開かれた
『かこさとし 創作の原点』という
講演会がありました。

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様々な本や映像で、
加古先生の 絵本を創る
思いや原点は
語られてはいるのですが、

こうやって
間近で見てこられたご長女であり、
総合研究所を運営されている
鈴木万理氏が語るものは
静かでいて ものすごい迫力があります。

加古氏が、自分で自分の作品を語ることは一切無い…
という作品の解説は
この方しか知り得ることはなく、語れないのです。

大変貴重な話でした。

会場に集まった80余人の全員が、
息を飲んで聴き入りました。
(お手伝いスタッフの自分なのに、すっかり聴衆…)
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加古先生の
生い立ちや時代背景、
子どもの時代、青年時代、、

偉大な先生も、
普通の子どもの生活の中で
あれこれ吸収しては伸びゆき
悩み苦しみ、もがきながらも楽しみを見つけたり
活き活き輝くもとを育まれていかれた様子に
恐れ多くも、親近感を抱いてしまいます。。。

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加古先生の原点となった
セツルメント活動とは一体どんなものだったのか?
実際の内容や数々の当時の写真に
貴重な日本の現代史をリアルに感じます。


そして
紙芝居の朗読は楽しかった!!

世に出ていない時代の手作り紙芝居は、
実に素晴らしく!!!
色彩も画も目を見張ります。

面白くて笑っちゃうもの
つい、本物の子どもに戻って皆
心の底から笑顔になってしまいます。

そして、
実話に基づく心に迫る絵話…
セツルの子どもの感じた
父や母の苦労や悲しみ
だが、決してそれだけではなくって
そこにある幸せや湧き上がる希望もあって…

ほんの短い紙芝居なのに、
絵話なのに、

ずん…と 心を掴まれてしまいました。
余韻が会場を包みます。。。

映画1本見終わったような、、
そんな気持ちに
その都度なってしまうのです。


子どもたちをその後のゲームにつなげるためだったり、
勉強の要素を入れたものだったり、
生活指導を促す目的だったり、
常に、目の前の子どもたちに
今、必要なことを
手を替え品を替え 提供していたのが、
紙芝居であり絵話であったのだ。
というのだけれど、
あまりに 素晴らしすぎる。。。


でも、
嬉しかったのは…
自分も、工作ワークショップに導入するために
必要に迫られて絵話を作って披露していたのだが、
それって、加古式なんだ、、、!
ということ。
やる気が満々湧いてきたぞ!



昨今の売れているという絵本に
どうしても納得がいかない自分は、
あらためて
本当に子どものことを想いやった作品というものの
奥深さに触れることができ、感慨無量でありました。


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加古絵本のコーナーは楽しそう!



今回伺った 藤沢市総合図書館の児童書フロアには、
オススメの絵本が、分類別に並ぶコーナーがあり、
全部手にとって読みたくなる素晴らしい絵本ばかり!!

日本民話のコーナー
世界のおとぎ話
動物の絵本
犬の本
etc...


表紙を見ているだけでもうっとりします。

今度、ゆっくり来よう!


ここ最近、書店に並ぶ児童書、絵本に
驚愕っていうか、情けないくらいがっかりしていたので、
なんだ、、!!図書館にくればいいんだ!!!と
明るい気持ちになりました。





by erich50 | 2018-02-25 23:12 | つぶやき | Comments(0)