かこさとし展/トークイベント2

かこさとし展/トークイベント2

『出発進行!里山トロッコ列車』
の絵本原画が並ぶコーナーで、
小湊鐵道社長さんが熱く語りました。
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この本は、
小湊鐵道のトロッコ列車沿線の旅をしながら、
里山の自然や歴史、地理学に土木、文化や暮らし、
はたまた植物や鳥などまでに及ぶ広範囲な紹介、解説をしています。

絵本でありながら、やさしい学術書とでも言うべきか…
子どもにも大人にも
わかりやすく、興味の世界にいざなう
まさに、加古マジックのあふれた本です。
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この絵本ができた経緯は、、、

社長さんが家でお子さまに絵本を読んであげている時に、
トロッコ列車のパンフレット画を

「この方に絵を描いて頂けたらいいのになぁ…」
と、思い浮かび…

いやいや、、そんな大それたことを…
無理に決まってる…
と、何度もあきらめたり、
頼んでみよう、と思い直したり、と繰り返し…
思い切って加古さんに手紙を書いたそうです。


加古さんからは、なんと二日後にお返事が来たそうです。
丁重にお断り …だったのですが、
社長さんの熱意と
健康質実な里山文化に対する未来見解に打たれ、
実現の運び となったそうです。
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会場で配られた 千葉日報 号外 新聞です
見開き表裏
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商業画を描かない加古さんが、
パンフレット画を描いて、
更に 絵本にまでなりました!
大逆転❗️な展開‼︎

大逆転と言えば、、
この本の中にも登場しているのですが、
小湊鐵道の沿線には、77万年前の地層が見られる場所があります。
単に古いだけではなく、地球の南北を示す地磁気が、
現在と反対の「逆転層」であるという
46億年の地球の歴史にとって重大な発見がされているそうです。
この地層を「チバニアン」と命名申請していると話題になっています。

先だっての
光触媒絵本に続き、加古さんの書かれる絵本は、
本当に凄すぎます。

(光触媒を発見した藤嶋昭 東京理科大学長が2017年に文化勲章を受章されました)


100周年を迎えた千葉県市原市を走るローカル線
小湊鐵道は、2015年に観光列車「里山トロッコ列車」
の運行を開始しました。

創業時のSLを寸分違わずに再現し、環境に優しい
ディーゼルエンジンで走っています。
沿線の四季を五感で感じられるようにと天井がガラス張りで
サイドの窓も取り外すなど工夫が凝らされている列車です。

大量輸送だけが鉄道の役目だけはないとはいうものの当時は
時代に逆行するような計画だったのかもしれません。
しかし、信念を貫いて実現し、
加古さんに画を依頼し、、、、、

社長さんは 溢れる想いを 熱い心の内を
ドキドキしながら依頼の手紙を書いたことを
「加古さんに恋文を書いた…」と言われていました。

まさしく…! です。

社長さんの清らかでまっすぐな
熱い想いが、
90歳の加古さんの心に
火を灯したのです❗️

世の中には、人生のある分岐点で
ここぞ!という時に
思い切って 一歩踏み出すような
いや、
崖から飛び降りるくらいの勇気が必要

無理だと思って 頭から諦めずに
突き進め!やってみよ!アタックせよ!

このトークイベントに来られていた方々に
そんな応援にもなったのではないでしょうか?
私は、ズシンとじ〜んとそんな風に感じました。


絵本を持って、
トロッコ列車に乗りに行きます!





by erich50 | 2018-01-30 18:06 | 加古先生 | Comments(0)