満開の桜を壁面にかざる

入園、入学、お花見シーズンを控えて
桜の花をイメージした装飾はいかがでしょう?
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お花紙で作る 昔からよくあるふわふわのアレです。
そのままの大きさでは、大きすぎで形もちょっと違いますよね。

あくまでも 桜 
そこを意識して アレンジします。
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桜の種類はいろいろありますが、

見上げると一面の桜!
桜のじゅうたん〜!
なんていう表現もされますね。

なので、
ピンク色の台紙に小花をいっぱい貼り付けて
桜を咲かせてしまおう
という壁面の装飾案です。

「枯れ木に花を咲かせやしょう〜!」
なんてフレーズでも口ずさみながら…

(何?なぁに??それってナニー?って言われたら、
花咲か爺さんの話をしてあげて下さい)


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こんな風にね。
立体花がなくても桜ってわかる配置で台紙を貼って。




さぁ、花を作りますよ。

お花がみを5枚重ねます。
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これを4分の1に切る
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さらに4分の1に切る。

16分の1のサイズで作ると
ほぼ実寸大のような桜になります。

(紙の方向をまちがえると、折りあげてはがす時にやぶれてしまいます)


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重ねた状態でだんだんにおります→真ん中を糸でぎゅっと結ぶ
両はしをハサミでカットする。
このカットのひと手間が
花びらを美しくします。

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左右をしっかり広げて→
一枚ずつはがして立てていきます。
全体を整えて 出来上がり

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これを大量に作って

桜の木の枝、台紙に貼り付けます。


昔っぽいダサいお花
なんてあなどらないで下さい。

こういう指先の細かい繊細な作業
できない人間が増えています。



入園入学の準備をする
お兄さんお姉さんたちには、
ぜひ

桜の木って どうなってる?
と、実物を観察することから始めてください。
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木 そのもののイメージ
枝ぶり

どうなってる?

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さわってみよう
質感はどう?
 間近で見る木の幹ってどんな感じ?


桜の花って…
花びらって…

梅や桃とはどう違うの???
いろんなことに気がつくことでしょう。
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そうやって、発見したいろんなことは
たとえ見栄えが悪かったとしても、
ものすごい学びの体験になっています。


そんな風に作っていただけたらいいんですが。
保育室や教室の
壁面装飾!


ペタンと
ただ、かわいらしい(?)キャラクターを並べる 
ということだけを優先させるものではなく、

いろんな考えを子どもたちそれぞれに
語りかけてくれるオブジェ
そういうものであってほしいものです。



新しい教室で
先生や上級生が準備した桜の木の下で、

子どもたちが自分の分身人形を作って
自己紹介したりするのも
新学期にはいいアイディアです。
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あ、これね

私の著書
学校図書館用なんですが、

みんなでつくろう!
「季節と行事で壁をかざる立体工作」4・5・6月号/国土社


今までのよくある「壁面装飾」とは全く違います。
壁面から遊べる学べる提案がいっぱいで構成されています。
どうぞよろしく。










by erich50 | 2017-03-31 22:29 | 季節の工作 | Comments(0)