今、子どもの指先が危ない…!

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講演などで、幼稚園 保育園にお邪魔すると
その地方ならではの景色や歴史を感じ、
そこで育つ子どもの様子が、大変興味深く
先生方からステキなお話も多く 聴かせて頂きます。

子どもの育ちに関して、園長先生と意気投合して
その後も 仲良くなったり…
嬉しい出逢いも数々ありました。


ちょうど、『季節と行事で壁をかざる立体工作』の仕事が始まった頃、
思いがけなく、関西方面の園長先生と再会する機会があって

「今、こんな工作を考えているんですよ…」
と、試作品を見て頂き、 ご意見を伺いました。
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トイレットペーパーの芯で作る 鳥です。
(左は、かこさとし絵本館での親子工作企画のスズメちゃん)

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こんなふうにね、指でグイッと押し込んで

そこをクチバシにして、ビニールテープでとめて
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そして、羽根をつけて
足をつけて…
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こんな感じにしてね
簡単でしょう?

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「あら、いいアイディアね!! すてき!
でも…
うちの子どもたちに できるかしら、、、」

聞くところによると、

今、子どもたちの指先が危ない… 

というではありませんか?!!

どういうことかというと

指先がうまく使えない という現象が多々起きているようです…


指でのばす などの のりが扱えない。 

セロハンテープが、扱えない。
指にくっついたら どうしていいのか立ち往生…

「じゃぁ、ここに切って貼っておくからそこから取って使ってね!」
と、机のはしに貼っていってあげると…
それを はがす という指先の動作ができない…


生まれてから、
「指先を使う」 という
生活の中での自然な訓練が、一切無く育ったのではないか??


赤ちゃんが、何か身近にあるモノをニギニギしたり、
ハイハイをしながら、小さなゴミをみつけては つまんだり…
そんな、赤ちゃんの 自然な育ち
が、 無い???


よく、
こんなものをにぎっちゃって離さないのよ〜!!
とか、
よりによって、細かなゴミを拾っちゃうから、
口に入れないかと心配よね〜!!

なんて、光景は
ひと昔前は、よくある当たり前の 子育ての光景
なんだけれど、、、

今、それが  無い。

完全危険防止 完璧清潔重視…??


赤ちゃんが、むやみに床や畳の上を這わない…?
ハイハイする場所が、無い?
常にラックに くくりつけ?


水道の蛇口は ひねらない。
手を差し出せば、センサーで反応して水が出る。

ビンやペットボトルのふたも開けたり閉めたりしない。
ママがいつもやってくれる
水筒だって、ワンプッシュでストローが出たり入ったり

ぞうきん なんて 絞ったことはない。
バイ菌だから? おてて冷たくなるから?
余計なことをさせると 面倒だから…


指をつかう
手首をひねる
ねじる

そういう動作が、生活の中から
すっぽりと 無くなってしまっている

せいではないだろうか?!
と。

一体それは、全体の園児の何%くらいの子どもの話?
と尋ねると、

全体的に 皆が、、、


幼稚園では、それに気付いて、
生活の中で抜け落ちてしまった 
子どもたちの手先のリハビリ遊びを始めている…
とのことでした。


育つべき時期に 育ちそこなったものを
時期遅れて育てるのは…とてもむずかしい、、、
との 驚愕な現実の話を伺いました…。


こんな遊び あんな遊び 楽しい工作!
本来なら、遊びの幅が一気に広がる幼稚園生活、

「そんな次元 ではないのよ、、、」
という ある園長先生の悲痛な叫びに

子どもの造形工作 どころの騒ぎでなはない…と、
ガツンとショック…、、、
でも、
楽しく親子工作をして、少しでも再生してもらわないと。。。

便利になって助かるのは 高齢者の方々だけにしてあげて
(身近に介護老人がいるだけに切実…)

子どもは もっと
たくましく 不便に生活させないと
退化していっちゃうよ〜!


逆に
困った事態になっちゃうんだよ〜!!


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指先を使おう!














by erich50 | 2016-02-02 18:35 | 思うんだけど… | Comments(0)