学術講演会に行って来たよ

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『子育て中のお出かけ環境』
ー家族みんなで楽しめるところってどんなところ?ー
という、
東洋大学 ライフデザイン学部の学術講演会に行って来ました。

(2015.12.5 sat)

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神奈川県湘南から電車を乗り継ぎ、東京越え…
なんとも 穏やかな景色
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赤ちゃんが生まれると…

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今まで身軽に気ままに出かけていた「お出かけ」も、
一大決心が必要で、
なかなか 大変なものです。
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ぬかりない荷物の準備はもちろんですが、
途中で泣かれてしまう… という覚悟もいります。

用事を済ませる為の外出ではなくっても、
楽しみに行くお出かけでも、
なかなか、なかなか 大変なものです。


でも、そんな時、
「赤ちゃん休憩室」の存在は、本当にありがたいものですね!

ありがたや ありがたや… って、、、

ん?!

でも、
なんか 変だなぁ〜 ???


授乳する場所があることは嬉しいのですが、
なんだか使いにくい
閉鎖的なコソコソした空間

どうも、
ベビーベッドの配置がおかしい、、
それに…
オムツのゴミ箱と離乳食用の配膳台が隣り合わせ!?


これって、赤ちゃんを一人の人間として扱ってないぞ!


そんな ベビー休憩室が多いことに
ここの教授先生(仲綾子氏)は 鋭いメスを入れて、

何故そうなのか?
どうすることが改善につながるのか? を
利用者の行動を細かく調査して
分析、研究された 
とてもうなづける 目を見張る面白い講義でした。


先生の提案した設計のベビー休憩室は
機能的にも、デザイン的にもとっても素敵で、

こんな休憩室だったら
赤ちゃんもママも ホッとできるよね〜
ここを楽しみにお出かけしてくる人もいるんじゃないかしら?

というものでしたが、
実際はデザイン通りには施工されなかった…と、
現実の難しさも目の当たりにしました。


今まで、よく知らなかった分野の「仕事」
建築設計の専門家さんにもいろんな仕事があるんだなぁ
と、とても刺激的な講演でした。


そして、何より
この先生は、机上の空論ではなく
実際に自分の子育てで、得てきたこと
夢中で必死に子育て時代を 泣いたり笑ったり
いい意味で人間臭く 
しっかり丁寧に、子どもと生活してきたことが
熱いほど伝わりました。


女性が、働くこと
女性が子どもを産み育てていくこと

そこには、
ある時代、潔く 自分を犠牲にする覚悟
 幼い子どもを最優先させて生活を充実させていくこと
その 大きな意味が、後の人生を創る と感じます。

そして、
決して自分一人で頑張っているのではない
支えてくれている 周りの人達に感謝と敬意を持つこと
そういう 大切なことに気づきながら、噛み締めながら
人間として 邁進していく

彼女はそうやって 
今 
につながっているんだなぁ と。

とても感慨深いものがありました。


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公園や地域の施設、お祭り、商業施設
他にも色々 お話がありました。
その都度、参加者が頭を使って考える機会もあって
とても、内容の濃い1時間半でした。


今後の研究や設計に、おおいに期待したいです。


by erich50 | 2015-12-09 00:27 | ふと、思う… | Comments(0)