桃太郎を観る

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かなり前から、
大きな仕掛け紙芝居を作ろうと思っていて…
いろいろ考えていました。

「むかしばなし」を片っぱしからやりたいなぁ と。


2年前、ドイツのブレーメンで、
仕掛け時計の下の屋外ステージで
「ハーメルンの笛吹き男」の話を子どもたちが演じているのを見て
気持ちが再熱したのですが、

なかなか、着手できないままでいます。。。

そうだ、
あれだ…!
と、歌舞伎の舞台の仕掛けや書き割りに興味があって
いつか観たいと思っていた演目

ひょっこりご縁があって、手に入り

急遽、行って参りました〜〜!!

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今、注目の 幼い歌舞伎役者兄弟の
『門出二人桃太郎』
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わくわく

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わぁ〜、めっちゃ混んでるやん…
ぞろぞろ ぞろぞろ
みんな指定席だから大丈夫だって!
焦らないでおくれ


歌舞伎は長〜い時間をかけて観劇するから、、
と、食事も調達
館内のお店には人形焼のいい匂いが立ち込めている〜
いろんなものが欲しくなちゃうよぅ

お弁当とお菓子は昔から歌舞伎のお供だそうだ。(お酒も)
優雅な娯楽なんだね。
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ここでしか食べられないというもの
入手!


わくわく


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お着物を着た懐かしい女優さんもいらした…
かぶりつきの席には舞台女優さんも、、
みんなおばあちゃんの気持ちで嬉しい観劇感激のご様子


で、
どうだったかというと

うむ

かわいい学芸会のようでありながら、
もうれっきとした歌舞伎の出で立ちに
拍手喝采 でした。

ほのぼの


書き割りや舞台のセットは
面白かった
衣装も素晴らしい。

なるほど、、、、

ももが遠くから流れてくる場面には
観客が爆笑していたが、
その方法は、 
似たようなこと 私もやったなぁ。 

そう、
「あこちゃんとはなび」という仕掛け紙芝居で…!
と、
嬉しくなった。


お話自体は、
これは、顔見せ用の
出演役者が大集合できる設定になっているようで、

肝心の「桃太郎」のお話は、
ダイジェスト版 といったところか。

見に来ているのは、ご年配の方々はじめ、
皆、このストーリーを熟知している年齢。
観客に子どもはいないわけで、
話を知っているからこそ面白い演目ってことだ。


子どもたちに
「桃太郎」の話を… とした場合
もっといろいろ場面があるので、
歌舞伎の舞台セット以上に多くの
画面を作らねばならぬのぅ…

今の時代を生きる子どもたち、
「桃太郎」は、テレビの携帯電話のCMでしか
知らない ということになってはいないだろうか?

あれも、
本家本元のお話を知っていればの
パロディーなんですよー

と、
しかし、軍国主義になってしまうような桃坊やは
困っちゃうしなぁ…と、

あらすじ仕立てそのもの
悩みだしてしまった。。。

とりあえず、歌舞伎役者の
立ち居振る舞いに魅了させられ〜

一幕終了。


休憩時間は、
おいなりさん おいなりさん〜!
めっちゃ美味!
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それから、
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第二幕は、「絵本太功記」
明智光秀の家族を描いた
時代物

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第三幕は、「梅ごよみ」
色男をめぐっての深川辰巳芸者の恋模様


面白かった。
はまりそうだ。



しかし、
どうしても

子ども時代の「8時だよ全員集合!」で見た
ドリフの生舞台での演劇と
お笑い芸人の 小梅太夫 を
ダブらせてしまうのは、、、、

それだけ彼らは、歌舞伎をしっかり見て勉強して
やっていたんだな、と
尊敬に値する と真剣に思った。

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課題はいっぱいだなぁ。





by erich50 | 2017-02-22 23:28 | つぶやき | Comments(0)