輝く瞳のその先は…

幼稚園に勤めていたとき、子どもたちは
 「先生」である私に、日中 いろんなラブコールをしてくれました。

手をつなぐのは取り合いで、真正面から抱きついたり、しがみついたり、よじのぼったり…
「ねぇねぇ、せんせー」と、絶え間なく話しかけてくる子も、
ちょっと離れた所からじっと熱い視線を送り続ける子まで、様々です。
みんな、青く済んだ白目に黒々とした大きなお目目!
 そのキラッキラの瞳で、私をみつめてくれるんです。

ところがです…

お帰りの時間になって、お母さんの姿が見えたとたん!
 その輝く瞳は、私へ向けていた何千倍もの輝きを放って お母さんのもとへ〜
勢い良く走って行ってしまうのでした。

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    お母さんには、かなわないな。
          お母さんて、すごいな。
               お母さんて、いいな。

 と、若かりし自分はつくづく思いました。


その当時、不思議に思ったのは…
 「そんな、素晴らしい役回りにいるお母さん… 案外、気がついていないんじゃないか…?」

だって、いつも
駆け寄って行った子どもにかける言葉は…
  「早く、早く!」  「ほら、なにやってんの」  「いいから、いいから!」


子どもが、ニコニコ駆け込んできたら…

 負けない笑顔で受け止めてあげよう!   そんなお母さんに 自分はなるぞ〜!!

 …なんて、思っていたのです
 
     が、

お母さんになってみると、
 あのお母さんの気持ちも、とってもとっても よくわかるようになりました、、、


でもね、
今また、あらためてわかる。
本当に、そうなんだよ。
 
    子どもって、お母さんが大の大の大好きなんだ。

その素晴らしい時代を  お母さん、充分満喫して欲しいな。




昨日は、辻堂公民館「あひるの学校」で、そんな話もしました。
みんな真剣に耳を傾けて下さっていて、とても気持ちよい時間でした。


来週は、手芸講座で「赤ちゃんおもちゃ」製作です。
製作キットを準備します〜

     

by erich50 | 2012-06-14 00:40 | イラスト | Comments(0)